香老舗林龍昇堂

〒604-8258
京都府京都市中京区三条通堀川東入 橋東詰町15
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藿香かっこう/カッコウ(藿は草冠に霍)

カッコウ(藿香)はシソ科パチョリ Pogostemon cabin の全草または葉を乾燥させたもの。中国の広東省で栽培されたものは広藿香と称されることもある。フィリピンやインドネシア等東南アジア諸国より産出される。なお、中国の四川省から産出されたものは同科のカワミドリ Agastache rugosa の全草を乾燥したもので土藿香や川藿香と称されるが全く別物であるため注意が必要。また、水蒸気蒸留を行い、パチョリオイルをとった残りかすを干してカッコウ(藿香)として流通しているものもあり、別の意味で注意が必要。

茎が太くて堅く、断面が緑色を帯び、葉は厚く柔軟で、香気が濃厚なものが良いとされている。カッコウ(藿香)の精油中の主成分はパチョリアルコールであるが、品質評価は精油含量で行えば十分と思われる。

医薬品としては健胃薬として用いられている他、漢方にも処方されている。香料としては、パチョリオイルが東洋的イメージの強い香りであることを利用して香水に使用されることも多い。

Kakko (Patchouli)

The dried leaves or whole parts of the plant Pogostemon cabin of the family Lamiaceae. They are produced in Southeast Asian countries, such as The Philippines and Indonesia.

Patchouli is also used for stomach ailments and herbal medicine, and frequently in perfume as well.

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