香老舗林龍昇堂

〒604-8258
京都府京都市中京区三条通堀川東入 橋東詰町15
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乳香にゅうこう/ニュウコウ

乳香は、アフリカ北部~アラビア沿岸に生えるカンラン科の Boswellia carterii 等の幹からしみ出してきたガム質が固まってできたものである。通常は春に樹皮に下から上に向かって順次切り傷をつけ、また、傷口に沿って小溝をつけ、傷口からしみ出した樹液を溝に流入させ、数日後凝縮した塊を収集する。地上に落ちたものは土砂が混入し品質が劣る。木からしみ出し垂れ下がった様子が乳と似ているので乳香と呼ばれている。産地としてはアフリカ東北部ソマリー海岸地区、アラビア沿岸、ソマリーランド等。

主成分はボスブェリック酸等とされている。淡黄色、半透明で土砂や樹皮の混入がなく、粉末にしたときに手に粘り、芳香の強いものが良いとされている。

ミイラの香料として利用されたことでも有名である。

Nyuko (Frankincense)

Frankincense is the resin of the tree from the family Burseraceae, grown on the coasts of the Arabian Sea and Somalia.

It is tapped from the trees by slashing the bark, and allowing the exuded resin to bleed out and harden.

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