原材料についてmaterials
- 沈香じんこう/ジンコウ/Agarwood
- 白檀びゃくだん/ビャクダン/Sandalwood
- 甘松かんしょう/カンショウ(カンショ)
- 丁子丁字/ちょうじ/チョウジ
- 零陵香れいりょうこう/レイリョウコウ
- 桂皮けいひ/ケイヒ
- 大茴香だいういきょう/ダイウイキョウ
- 山奈さんな/サンナ
- 排草香はいそうこう/ハイソウコウ
- 乳香にゅうこう/ニュウコウ
- 藿香かっこう/カッコウ(藿は草冠に霍)
- 安息香あんそくこう/アンソクコウ
- 木香もっこう/モッコウ
- 貝香かいこう/カイコウ
- 龍脳りゅうのう/リュウノウ(竜脳とも言う)
- 麝香じゃこう/ジャコウ/musk
- 薫陸くんろく/クンロク
- 龍涎香りゅうぜんこう/リュウゼンコウ
乳香にゅうこう/ニュウコウ
乳香は、アフリカ北部~アラビア沿岸に生えるカンラン科の Boswellia carterii 等の幹からしみ出してきたガム質が固まってできたものである。通常は春に樹皮に下から上に向かって順次切り傷をつけ、また、傷口に沿って小溝をつけ、傷口からしみ出した樹液を溝に流入させ、数日後凝縮した塊を収集する。地上に落ちたものは土砂が混入し品質が劣る。木からしみ出し垂れ下がった様子が乳と似ているので乳香と呼ばれている。産地としてはアフリカ東北部ソマリー海岸地区、アラビア沿岸、ソマリーランド等。
主成分はボスブェリック酸等とされている。淡黄色、半透明で土砂や樹皮の混入がなく、粉末にしたときに手に粘り、芳香の強いものが良いとされている。
ミイラの香料として利用されたことでも有名である。
Nyuko (Frankincense)
Frankincense is the resin of the tree from the family Burseraceae, grown on the coasts of the Arabian Sea and Somalia.
It is tapped from the trees by slashing the bark, and allowing the exuded resin to bleed out and harden.