香老舗林龍昇堂

弊店から5分ちょっと歩くと二条城に辿り着きます。ご存知でしょうか、二条城の歴史。

徳川家康が築城を命じた二条城。大坂冬の陣や夏の陣の軍議はここで開かれ、大軍がここから出陣したそうです。三大将軍徳川家光の時代に城の拡張や殿舎の整備がされましたが、1700年代後半には雷火や市中の大火でかなりの部分が焼失する事態に見舞われてしまいました。その後しばらくあまり活用されない時期があるのですが、幕末に再び整備されます。そして、1866年(慶応2年)には徳川慶喜がここで十五代将軍を継ぎ、翌年1867年(慶応3年)にはここで大政奉還の発表がされました。その後も色々と城内の整備が進められながら現在に至っています。

ざっと言うとこのようになりますが、今から19年前、一つの節目を迎えました。

1994年(平成6年)、世界文化遺産に登録。

京都の街中に、地域生活の中に溶け込むランドマーク、二条城。世界文化遺産になってからは、更に一段と観光客の数が増えたように思います。

朝から夕方まで二条城への出入口となる東大門の前は多くの観光客で賑わっていますが、二条城の周りは朝も昼も夜も老若男女がランニングやウォーキング、朝夕は通勤通学のために通り過ぎて行く人も多く、すぐ目の前の堀川通は車の往来が絶えません。逆に溶け込み過ぎて、世界遺産であることを忘れるくらいの二条城ですが、二条城に限らず、我々京都で生活する者は名所旧跡に囲まれていることに感謝しながら生活しないといけませんね。

さて、そんな二条城の前を通った時に知ったのですが、明日10月19日(土)～11月24日(日)まで「二条城 お城まつり」なるものが開催されるそうです。

詳しい内容は京都市や二条城のHPなどで確認して頂くしかありませんが、市民大茶会等が開かれたりするそうなので、ご興味とお時間がある方は是非行ってみてください。

ちなみに、10月19日(土)から26日(土)の期間、城内では人力車に乗って案内して貰える企画もやっているみたいです。立て看板によると、平日10組・土日20組と書かれています。抽選なんでしょうか、早い者勝ちなんでしょうか、申込み方はよくわかりませんが、大変親切で嬉しい企画です。

市街地で人力車に乗るのは「恥ずかしい」とか「値段が高い」とかお思いの方は、この機会を逃してはいけませんね。

☆林龍昇堂☆