香老舗林龍昇堂

〒604-8258
京都府京都市中京区三条通堀川東入 橋東詰町15
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商品をお選び頂くにあたって「薫物線香の香り」編

沈香や白檀等の天然原材料から作った線香を弊店では「薫物線香」と呼んでいます。一般的には「線香」「お線香」と呼ばれることが多いかと存じます。

御仏前に、お部屋での香り焚きに、贈答用としてお使い頂ける薫り良き線香、それが薫物線香です。

薫物線香以外にも弊店の線香としては、香油で香り付けした香水線香や寺院向けの長尺線香(大薫香、大天香等)などがあります。これらも薫物線香の範疇に入れることができますが、用途や特色に応じて弊店では呼び分けています。もちろん、広い意味ではいずれも線香です。

では、幾つかの「薫物線香の香り」の特徴を以下の通りご紹介致します。


<沈香の香り> Fragrance of Jinko / Agarwood

▽天然の沈香を練り込んで作りました。沈香本来の甘く落ち着いた香りがします。

▽沈香以外には白檀や丁子なども使い、まろやかな香りになるよう仕上げています。

▽弊店では沈香の香りの線香は複数あります。また、価格も大きく異なります。それらの違いは「価格の高い線香ほど、より良い質の沈香を、より多く使っている」ことにあります。価格の高い線香ほど貴重な原材料を純度高く使っているので、価格に応じて貴重さに差があるとご理解下さい。

 但し、香りの好みは人それぞれです。味の濃淡や塩加減等に好みの個人差があるように、香りの濃淡や甘さ・辛さ等に個人差があります。是非とも皆さまご自身のお好みの香りを弊店で見つけて頂けると幸甚です。

▽香木としての沈香は樹脂が固まった部分が熱せられることで芳香を放ちます。線香には粉末状の沈香を原材料として用いています。塊のものより粉末の方が沈香の香りは広がりますが、火を着けない状態での香りはそこまで強くありません。完成した沈香の香りの線香は、火を着けない状態での香りと火を着けた状態での香りの差が大きいように感じます。弊店はその香りを知った上でお買い求め頂けるよう、店頭では実際に火を着けて香りを聞いて頂くようにしています。また、ご希望の方にはサンプルをお送りして実際に香りを聞いて頂いております。(サンプル希望はご遠慮なくお申し付け下さい。)


大内香 Ouchi-ko 短寸はこちら、長寸はこちら
弊店ラインナップの中で最も沈香含有率の高い線香です。


官梅香 Kanbai-ko 短寸はこちら、長寸はこちら


瑞雲香 Zuiun-ko 短寸はこちら、長寸はこちら


紫雲 Shiun 短寸はこちら、長寸はこちら、短寸バラ詰はこちら


萬春香 Manshun-ko 短寸はこちら、長寸はこちら


山水香 Sansui-ko 短寸はこちら、長寸はこちら、短寸バラ詰はこちら


<白檀の香り> Fragrance of Sandalwood

▽天然の白檀を練り込んで作りました。白檀の香りは心を落ち着かせる効果が高いとも言われています。

▽白檀以外には丁子や甘松なども使い、まろやかな香りになるよう仕上げています。

▽弊店の線香で白檀の香りは現在1種類(長春香)のみですが、将来的には種類を増やしたいと考えております。

▽白檀の香りがお好きな方には、線香ではありませんが、お座敷香の「くん花(白檀)」「もみじ香」「江ノ島香(白檀)」などもお奨めです。なお、お座敷香はつなぎ(=第香。詳細は『お香について』)が少なくても固まりやすい分、香りが濃くなる傾向にあります。


長春香 Choshun-ko 短寸はこちら、長寸はこちら、短寸バラ詰はこちら


<すみれの香り> Fragrance of Violet

▽原材料にすみれの香油を混ぜて香り付けし、ほんのりと控えめな香りになっています。

▽すみれの香油以外にも白檀や丁子などを使い、香油だけに頼らずまろやかな香りになるよう仕上げています。

▽すみれをイメージした紫色の線香です。


笑蘭香 Shoran-ko 短寸はこちら、長寸はこちら


<梅の香り> Fragrance of Plum

▽福井梅のピューレをふんだんに使い、天然の梅の香りを追求しました。

▽天然の梅のピューレを用いた珍しい製法のため、通常よりも長い品質検査期間を経て商品化しています。

▽梅以外には白檀や丁子なども使い、まろやかな香りになるよう仕上げています。

▽紅梅をイメージしたえんじ色の線香です。


梅街道 Umekaido 短寸はこちら、短寸バラ詰はこちら、6cm・リーフ香立付はこちら


<標準的な香り> Standard Type of Fragrance

▽天然の白檀、丁子、甘松や桂皮などを練り込んで作りました。そのいずれかの原材料が突出した香りになっているわけではなく、線香に使われるポピュラーな原材料が均しく混ざり合った香りに仕上げたため、標準的な香りと表現しています。

▽加茂に関しては他の線香に比べて桂皮の割合がやや多くなっています。桂皮=シナモンの香りがお好きな方は一度お試し下さい。


加茂 Kamo 短寸はこちら、長寸はこちら、短寸バラ詰はこちら


<最後に>

これからも原材料一つ一つにこだわって線香を製造して参ります。宜しくお願い申し上げます。

☆林龍昇堂☆

※店頭小売価格(税込)については各商品ページにてご確認ください。
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商品をお選び頂くにあたって『線香の箱』編
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