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二条城 東大手門修理工事完成披露式と梅林(’17年3月22日)
世界遺産の元離宮二条城で、これまで3年の歳月をかけて進めてきた重要文化財「東大手門」の修理工事が完了したため、本日’17年3月22日(水)に完成披露式が行われました。
東大手門は1626年(寛永3年)築造で、二条城の正門にあたります。二条城築城当初(1603年/慶長3年に現在の二の丸部分などが完成)は現在のように2階建ての櫓門でした。それが1626年(寛永3年)の後水尾天皇行幸時に、天皇を2階から見下ろさないようにとの配慮から、一重の門に建て替えられ、現在の原型が出来たとされています。その後、1662年(寛文2年)に発生した地震被害からの復興に際し、現在の2階建ての櫓門に戻したとされています。
東大手門の高さは13.5mもあるため、その大きさだけで目を奪われてしまいますが、修理工事が完成し、金箔や墨で彩られた唐花模様の錺金物(かざりかなもの)がかつての輝きを取り戻した今は、まさに圧巻です。
今週’17年3月24日(金)からは東大手門修復完成記念として特別公開も予定されています。(’17年7月31日(月)まで。受付時間8:45~16:30。400円(入城料別))
そして、城内では初春を彩ってきた二条城 梅林の梅もまだ咲き誇っています。
この機会に是非とも京都へ、二条城へお越し下さい。
元離宮二条城 東大手門。
2017年は大政奉還(1867年)から150周年。記念パネルが披露されました。
完成披露式でのテープカット。
東大手門完成記念特別公開のパンフレット。詳しくはホームページ等でもご確認下さい。
二条城内の梅林の様子(’17年3月22日撮影)その1
二条城内の梅林の様子(’17年3月22日撮影)その2
二条城内の梅林の様子(’17年3月22日撮影)その3
☆林龍昇堂☆