京都便り information-of-kyoto
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1年の折り返し地点・夏越の祓(なごしのはらえ)(’15年6月29日)
時間の経つのは大変早いもので、まもなく1年365日の折り返し地点である6月30日を迎えます。
京都の各所ではこの半年間の罪や穢れを祓い、向こう半年間の無病息災を祈願する神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われます。(なお、一年の末日である大晦日12月31日に行われる除災神事は年越の祓(としこしのはらえ)と呼ばれています。)
そして家庭でも、この半年間無事に過ごせたことを感謝し、この先の半年間を無病息災に過ごせることを祈りながら、暑気払いの和菓子「水無月(みなづき)」を食べます。
「水無月」は三角形をしていて、ういろうの上に小豆が乗っているのですが、三角形は氷を、白色は清らかで無垢な状態を、小豆の色はお熊払いを意味しているそうです。最近は栗が乗っていたり、ういろう部分が抹茶や黒糖のものも人気のようです。
京都は現在、梅雨のど真ん中にあって雨に降られる日が多いのですが、真夏のようなジメジメとした暑さに見舞われる日も増えてきました。
皆様も1年の折り返し地点にいることに思いを馳せながら、「水無月」を食べて、暑気払いしてみては如何でしょうか。
ご近所の「伊勢源六 たちばなや」さんの美味しい水無月。白・栗・抹茶・黒糖、各130円(税込)。皆様も是非ご賞味下さい。但し、6月29日30日だけの期間限定商品だそうです。
さて、6月30日・夏越の祓が終わりますと暦は7月に入ります。
京都では7月1日から祇園祭が始まります。
いよいよ「京都の夏」「祭りの夏」の幕が上がります。
☆林龍昇堂☆