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紅葉狩り@京都 嵐山(’14年11月20日)
京都の西山・名勝嵐山の中腹に位置し、「十三参り」で有名な法輪寺。
法輪寺の紅葉もまた美しく、眼下に渡月橋を見下ろす風景もまた絶景です。
京都の人間は春の十三参り(旧暦3月13日/新暦4月13日を中心に前後1か月程度)で訪れた経験がだいたいありますが、それは桜の季節。
法輪寺は針供養・漆祖神のお寺としても信仰を集めているようですし、境内には電気・電波を守護する鎮守社 電電宮も祭祀されているそうです。
紅葉の季節、渡月橋と法輪寺をセットにしての嵐山観光がお奨めです。
法輪寺へ続く石段に大きくせり出す紅葉
法輪寺から渡月橋を眺めた風景(画像やや右上に見える橋が渡月橋)
※十三参り
数え年13歳になる男女が、厄難を払い、多くの幸福や開運を祈る行事。京都では通過儀礼として広く認知されている。今回取り上げた虚空蔵 法輪寺で祭られている本尊虚空蔵菩薩は、知恵・福徳・技芸上達の仏様として知られており、十三参りとは虚空蔵菩薩様の恵を得ようとして参拝する行為をいう。
お参りとしては、まず半紙に自分が大事に思う漢字一字をしたため、本堂でご祈祷を受け、半紙を供える。ご祈祷後にお守りと御供物を頂き、親に感謝の気持ちを伝え、お守りを身に付けて帰るのが一連の流れ。
但し、ご祈祷によってせっかく授かった恵も、渡月橋を渡り切るまでに振り返えると失ってしまうとされているので、数え年13歳になる男女は如何なる誘惑にも堪えて振り向くことなく、ただひたすら前を向いて渡月橋を渡らなければならない。
親などの周りの者が参拝を終えた子供に対して後ろから声を掛け、振り向かせようと邪魔をするのは一種のお約束ですが、本当に振り向かれては困るので子供の性格に合わせた注意が必要です。
☆林龍昇堂☆