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鉾、組み立て中。京都は完全に祇園祭モードです(’13年7月12日)
京都が完全に祇園祭モードに入っています。
・・・の話の前に、まずは祇園祭の山鉾の説明から。
山鉾は大きく2種類に分類できます。
お囃子を奏でる人たちを乗せるスペースがある「鉾」と、大きな台車のような「山」。
例外として、北観音山のように名前には「山」が付いていても形は「鉾」のものもありますが、
今日、その「鉾」の組み立てが始まりました。
北観音山が組み立てられているところです。昔から使われている大きな木材を組み合わせ、釘を使わずに縄で結んで、しっかりとした骨組みになっていきます。
釘を使わないのは、釘の穴や鉄錆等が原因で木材を傷めないようにして木材を長く使えるようにするため、だったと記憶しています。
今日組み立て出した鉾は明日の昼くらいにはもう完成します。皆さんお疲れ様です、という気持ちで一杯になりますね。
そしてこうして組み立てられた鉾は「本当にちゃんと動くのか?」の確認の意味を込めて、明日13日午後に曳き初めが行われます。
子供の頃は曳き初めに参加した後に貰えるご褒美のアイスなどを目当てによく参加しました。今でもアイスが貰えるのかはわかりませんが(苦笑)
北観音山の曳き初めは明日7月13日(土)午後2時半~3時くらいに開始されるそうです。行ける人は是非行ってください。
ちなみに鉾以外の「山」も同じく明日には組み立てられお披露目されます。
そして、京都市内中心部は車が通れない道ができ、交通規制&渋滞がセットでやってきます。
山鉾ど真ん中のエリアにある会社には盆休みならぬ祇園祭休みを取るところもあります。
遅くとも14日には夜店が立ち並び、観光客の人数も劇的に増え、おそらく14日~16日は夕方18時~22時に歩行者天国になって、街中に祇園囃子が心地良いBGMのように響き渡って人々の心を捉え、祇園祭はクライマックス、17日の山鉾巡行へと続いていきます。
そう、気付けばもう既に京都は完全に祇園祭モードに入ってるんです。
(手前が月鉾、てっぺんに月がある。左前方に函谷鉾、その先のチラッと見えるのが長刀鉾。識別不可能かも)
☆林龍昇堂☆