香老舗林龍昇堂

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大茴香だいういきょう/ダイウイキョウ

大茴香はスターアニス・八角等とも呼ばれ、モクレン科の常緑樹 Illicium verum の果実が熟したものを乾燥させたもので、主としてインドシナ北部、中国広西・広東・福建の各省で生産されている。

セリ科のウイキョウの種子が同じ匂いを持っていて茴香(小茴香)として使用されているため、これと区別して大茴香と呼ばれている。また、その形状が八角形の星形に広がっていることから、スターアニスや八角と呼ばれることもある。日本では科は異なるがシキミ科のシキミの果実が同様の形をしているが、こちらは猛毒で使用できない。

形が大きく、紅色がかっていて、油分が多く、香りの濃厚なものほど良品とされている。精油含量の多いものは冬季の低温時期には成分が結晶し、一見カビのように見えることもあるほどになる。

成分は茴香と同様アネトールであるが、大茴香の方が若干含量が多く、そのため茴香よりも甘い香味が強い。品質評価はアネトール含量の測定で行えるが、やはり精油含量を測定すれば十分な評価が可能になる。

医薬品では健胃薬として使用されることもあるが、使用量はほとんどない。食品では中華料理等にスパイスとして使用され、また香料として歯磨き粉に配合されていることもある。

Daiuikyo (Star anise)

The dried fruit from the evergreen tree Illicium verum of the family Magnoliaceae, is mainly grown in northern Indochina and the Chinese provinces of Guangdong and Fujian.

As a spice, it is commonly used for Chinese dishes. It is also sometimes used in toothpaste as an aromatic ingredient.